獣医さんとうまくコミュニケーションをとるための5つのコツ

ペットが通っている動物病院の獣医師とよくコミュニケーションはとれていますか?

 

ちょっとドキッとされた方、ご安心ください。

悩んでいるのはあなただけではありません。

 

ペットの健康を守るためにも、獣医師をはじめとした獣医療スタッフとは円滑なコミュニケーションをとりたいもの。

そのためのちょっとしたコツを今回はご紹介したいと思います。

 

コツ① 話は要領よく

ヒトの医療では「3分診療」と揶揄される言葉があるほど、医師が一人の患者に対してかけられる時間は限られています。

動物病院でもそれは同じこと。

ひとり一人の飼い主さんとゆっくりと話をし、時間をかけて動物の診療にあたりたいのはやまやまですが、次々と訪れる飼い主さんたちをお待たせしないためにはそうも言ってはいられません。

やはりある程度は時間を意識して診療にあたる必要性があります。

 

そのような時に、話が冗長な飼い主さんがいると困ったことに。

そのような飼い主さんは話が長いという自覚がなく、思いついたことをそのまま話す傾向があります。

次第に獣医師はイライラし、飼い主さんはキチンと聞いてもらえなかったと不満が溜まりと、悪い流れになってしまいます。

 

では、自分でも知らないうちにそのような困った飼い主にならないためには、どうしたらいいのでしょうか?

 

そのヒントは、5W1H。ビジネスでよくキーワードですよね。

 

5W1Hとは…

 When:いつ

 Where:どこで

 Who:だれが

 What:何を

 Why:なぜ

 How:どのように

といった英単語の頭文字を取ったものです。

伝えたい内容をこの要素に沿って構成すると、情報が整理され、まとまりよく相手に伝えることができます。

 

「なぁ~んだ、5W1Hなら知ってる」と思っても、意識しないと実践はできていないもの。

話があちらこちらに飛んだり、前後したり、必要ない部分があったりするものです。

 

必要なことを簡潔にかつ過不足なく伝えるには、5W1Hをぜひ意識してみてください。

 

ルーニー
5W1H、今日から実践するぞ

コツ② 記録をつける

コツ①では、5W1Hを意識しながら要領よく話をすることをお伝えしました。

しかし、5W1Hで話をするつもりでも、そもそもの話の内容がきちんとしていないとどうにもなりません。

あやふやな記憶を思い出しながらでは、話をまとまらせるのは難しいもの。

そこで、日ごろから記録をつける習慣をおすすめします。

 

用意するのは、紙とペンだけ。

メモ用紙でも構わないのですが、順番がバラバラになってしまったり、無くしてしまうことを考えるとノートを1冊用意するのがいいでしょう。

新しく買わなくとも、おうちにあるノートで構いませんよ。

 

「いつもと様子が違うな」と気がついたときには、そのことをノートに書いていきます。

 

・日時

・どこで

・どのようなこと

・どれくらい

 

ここでも5W1Hを考えながら、事実を記録していきましょう。

感想のような主観的なことではなく、客観的な視点で書くことが大切です。

 

もし可能であれば、スマートフォンなどの動画撮影機能を利用して、動画を撮っておくと診察の役に立つので、こちらもおすすめです。

 

この記録をもとに獣医師と話をすれば、話があちこちに飛ぶことなく、時系列で話をすることができます。

ただし、伝える際には一から十まで全部読み上げるようなことはしないようにしてくださいね。

あくまでも必要なことをかいつまんで話をしましょう。

 

もし話をするのが得意でないというのであれば、ノートを見せるというのもアリです。

 

記録をつけるためのノート作りについては、別記事で詳しく説明していますので、ご覧ください。

関連記事>>>今日から始められる!ペットの健康管理ノートを作るためのコツ

関連記事>>>【健康管理ノート応用編】「バインダー+ルーズリーフ」方式でペットの健康を一元管理する方法

 

ポポ
病院での検査や診断、処方されたお薬の名前、経過もこのノートに記録しておくと便利よ

コツ③ 質問・疑問は遠慮しない

獣医師は得てして話をするのが好きです。

なぜならば、インフォームドコンセントが叫ばれるようになって久しいですが、情報をできるだけ詳しく飼い主さんに伝えたい、いや伝えねばならないという気持ちがあるからです。

ですから、獣医師が一方的に話をし、飼い主はひたすらそれを聞くという構図にしばしばなってしまいます。

 

飼い主さんとのコミュニケーションの取り方に関心がある獣医師ならば、途中で話をいったんとめて質問がないかを尋ねてくれたりしますが、皆が皆そういうわけではありません。

「わからなければ質問をしてくるだろう」というスタンスの獣医師もおります。

 

そのような獣医師が担当の場合は、飼い主から問いかけをしなければ疑問はないものとして、さらに話は進んでいきます。

本当に疑問や質問がなければよいのですが、言い出しづらいことが原因で口をつぐんでいると話は進み、余計に理解できなくなったりするでしょう。

 

ですから、話の途中であっても、ふと疑問が湧いてきた場合には質問をしてください。

途中でつまずいてしまうとその先が理解ができないこともあるので、遠慮せずに聞いてしまったほうがよいでしょう。

 

最後まで聞いてからというのでももちろん構いませんが、結局途中から同じ話を繰り返すことにもなって時間的にもロスが生じるので、思いきって話の途中でも聞いてしまうほうがお互いのためになると思います。

 

キャシー
ちょっとした気になることでも、気軽に聞いてみてくださいね

コツ④ 要望はしっかり伝える

獣医師が提供する医療と、飼い主の求める医療が合致していないと、獣医師、飼い主、動物の3者が不幸になります。

獣医師的には最善の対処を尽くしたつもりでも、飼い主がそれを求めていない場合は望まれる結果とはいえないでしょう。

 

「よくわからないから、先生にお任せ」という飼い主さんも少なくありませんが、そのような姿勢はトラブルのもと。

獣医師に任せて結果がよければ問題ないのですが、予後が悪かったときには動物病院を批判したり、自分を責めたりということにもなりかねません。

そのような悲しい事態にならないためにも、飼い主が「こうしたい」という要望を医療者に伝えることが肝心です。

 

まずは飼い主自身が今後どうしたいかをよく考え、それをきちんと獣医師側に伝えましょう。

そしてその要望のためにどのような方法があるか、どのように対処していくかをよく話し合っていくことが大切です。

 

パル
時間をかけて大事な話をしたいときは、病院が混んでいない時間帯がいいよ

コツ⑤ 獣医療の知識を高める

獣医師をはじめとした獣医療スタッフと忌憚なく意見を交わすには、飼い主自身に知識があることが重要です。

もちろん獣医療スタッフと同じような知識量を得ることは難しいですし、そこまでする必要もありません。

獣医師が話す内容を理解し、自分の考えや希望を述べることができるようにすることが目的です。

 

私がおすすめする一番の方法は、本を読むこと。

飼い主向けのセミナーに行くというのもありですが、自分の行ける範囲でいつでも開催されているわけではないですし、それなりにお値段もします。

 

それに比べ、本による学習は圧倒的にコスパがよく効率的。

自分が好きなときに専門家から学ぶことができるのです。

専門家がこれまで得てきた知識や経験を2000円程度で教えてもらえるのですから、これほど安く便利な学習手段はないのではないでしょうか。

きちんとした出版社の本であれば、出版されるまでに複数の人の目を通っているため内容が精査されており、信頼性が高いといえます。

ありがたいことにペット関連の本はたくさん世の中に出ていますので、幅広い考え方を知る意味でも、獣医師をはじめとした複数の専門家の本を何冊か読むのがいいでしょう。

 

「ネットだったらタダでいろいろ調べられるのに?」と思うかもしれませんが、ネットの世界の情報は玉石混交。

いかがわしい情報もあまたあるネットの世界で正しい情報を得るには、情報を取捨選択するための情報リテラシーが求められます。

その情報が正しいのかどうかを見極める能力をもたずにネット情報を鵜呑みにしてしまうと、誤った方向性に進んでしまうことにもなりかねません。

もしネットで知識を仕入れる場合には、信頼のおけるサイトや専門家のものを選ぶことがなによりも大切です。

 

獣医療知識をアップさせるために役立つ本の紹介もしています。

興味がある方は、ブックレビューをご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか?
獣医師とコミュニケーションをうまくとるためのコツを5つ紹介してきました。
どのコツもどれも今すぐに実践できるものばかりです。
どれか一つでもできることから試していただいて、ペットと飼い主さんの楽しい生活のお役に立てれば嬉しいです。
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