ひとも食べたいくらい美味しそう!でも簡単!シニア犬の体をいたわる手作りレシピの本【7歳からの老犬ごはんの教科書】

キャシー
今回は【7歳からの老犬ごはんの教科書】をご紹介します


パル
年齢を重ねた犬にピッタリなごはんは
どんな風なのかな?

 

 

 

 

歳を重ねた愛犬が少しでも元気でいられるように、食事を手作りにしてあげたい。

でも、食材、量をどのようにしたらよいかわからないし、何よりも大変そう!
そのようなことをお悩みの方におススメなのが、今回ご紹介する【7歳からの老犬ごはんの教科書】です。
こんな方におすすめ
  • 犬の手作り食に興味があるけれど、どうしたらよいのかわからない
  • シニア期に入った愛犬の体調、病気に合わせて食事を作ってみたい
  • 愛犬のためにオンリーワンなごはんを作ってあげたい

著者は犬用グッズなどを扱う『pas a pas』店主

著者の俵森朋子さんは、神奈川県鎌倉市にある『pas a pas(パザパ)』の店主。

こちらは、犬の体にいいことをしたいと2012年にオープンしたそうです。
犬に体に配慮したケア用品やフード、オリジナルグッズなどを扱っています。
さらに、愛犬の体を労わりたいという想いが高じ、なんと食事療法インストラクターの資格まで取得し、さまざまな専門家からも学んだという俵森さん。
本の執筆だけではなく、ワークショップも開いているようです。

見るだけで涎が出そうなメニューがずらり

本を開いてまず驚くのは、どのごはんも美味しそうなこと!
「え、これ犬のごはん?」
そんなセリフを思わずつぶやいてしまうような、目にも美しい一皿が並んでいます。
私の手抜き昼ご飯よりもよっぽど充実していそうなメニューには、ただただ感心。
ごはんだけではなく、お誕生日にプレゼントしたいケーキ、ちょっと特別な日にあげたいおやつも載っていますが、どれもひとが食べてみたくなるようなものばかりです。

調理は鍋1つ、10分

犬用とは思えないほど凝った見た目のメニューなのに、何と『調理は鍋1つで10分以内』が基本というのだから驚きです。

【7歳からの老犬ごはんの教科書】で勧められているのは、水分たっぷりのつゆだくごはん。
シニア犬は脱水しがちなので、とてもいいですね。
しかも、人間の雑炊を作る感覚で、鍋にお湯を沸かして食材を入れて煮込むだけという手軽さ。
スムーズに調理ができるよう作り方の流れも載っているので、手作り食初心者さんにも安心です。
たった10分でこのクオリティとは信じがたいものがあります。
三度三度の食事は手間がかかりすぎると続かないもの。
簡単で、頑張らなくても作れるのはありがたいことです。

栄養学&薬膳に基づくレシピ

手作り食を始めようとすると困るのが食材選び、食事量ではないでしょうか。

「犬にこの食材は大丈夫?」
「どれくらいの量をあげたらいいの?」
食事は愛犬の体を作るものですから、いろいろと気になりますよね。
【7歳からの老犬ごはんの教科書】で紹介されているのは、科学的な栄養学の知識に、東洋医学の食事療法である『薬膳』の考え方と取り入れたレシピ
薬膳の考え方では、食材は体を冷やす『寒涼性』、体を温める『温熱性』、冷やしも温めもしない『平性』の3つに分けられ、季節や犬の体調に合わせて取り入れる食材を調整します。
こう聞くと難しそうだと感じる方もいるかもしれませんが、心配ご無用。
季節ごとに積極的に取り入れたい食材や、季節ごとの『寒涼性』・『温熱性』・『平性』のバランスも詳しく説明されています。
季節を感じながら愛犬のために食事を作るというのは素敵ですね。
それぞれのメニューで使われる食材について、栄養学的な豆知識や調理時の注意点なども細かく解説されているので、ひとの食生活の勉強にもなります。
また、手作り食で悩むのがごはんの量。
ドッグフードをあげていた方がチャレンジしようとするときに、戸惑うところではないでしょうか。
そのような方もご安心ください。
レシピは体重7kgの小型犬を想定した量が掲載されていますが、愛犬の体重に合わせた分量と食材の割合についてもバッチリ解説があります。
ちょい足しする食材についても、小型犬、中型犬、大型犬が一目でわかるようになっているのでとても親切です。

老化の予防・ケアから病気、要介護までのレシピ

シニア期になると気になるのが体の衰え。

病気と診断されたわけではないけれど、体の不調は少しでも予防・ケアをしてあげたいですよね。

そのようなシニア犬のための、レシピが充実しています。

シニア期になると特に気をつけたい、免疫力、目、耳、腎臓、心臓、肝臓、関節のためのレシピが載っています。

 

病気と診断されたこのためのメニューもあります。

腎不全、貧血、下痢・便秘、甲状腺機能低下症、認知症、がんなどに対するレシピが紹介されています。

獣医療では病気と診断されると、その病気に対する専用の療法食が処方されることが一般的です。

ごはんは健康を支える基本で、内容によっては体に悪影響が出ることもあります。

 

【7歳からの老犬ごはんの教科書】で紹介されているメニューは、若山動物病院の獣医師・若山正之先生が監修されているので安心だと思いますが、持病があっても手作り食を希望する場合は、かかりつけの動物病院でよく相談してから行うことをお勧めします。

 

シニア期が進み介護生活になると、「昨日までは食べたのに今日は食べない」などと日に日に状態は変化していき、戸惑うことも少なくありません。

犬の介護が初めての方におススメなのは、CHAPTER.6『介護が必要になってからの食事とケア』のコーナー。

食欲がないときでも簡単にあげられるお助け食品やケアの仕方が写真付きで載っています。

困ったときの参考になるのではないでしょうか。

まとめ

【7歳からの老犬ごはんの教科書】はシニア犬の体をいたわるレシピ満載の本です。
手作り食に関心のある方、お手にとってはいかがでしょうか。
読めば、愛犬のためにごはんを手作りするという素敵で贅沢な時間にチャレンジしてみたくなることでしょう。

『はじめに』に書かれている俵森さんのコメントがしみじみと、心に響きました

おすすめのコラム