猫とインテリアを共存させるためのヒントがたくさん!【猫がよろこぶインテリア】

ルーニー
今回は【猫がよろこぶインテリア】を紹介するよ


ポポ
うらやましい…
オシャレな生活って憧れちゃう!
猫は器用な乱暴者です。
人間のご都合なんて考えてはくれません。
壁だろうと柱だろうとバリバリと爪を研ぐこともあれば、高価なものだろうと何だろうと、彼らにとってはただの玩具でしかないのです。
犬と違って高い所にも登れてしまうので、「高い所ならば大丈夫」というわけにもいきません。
ですので、猫対策をした住まいはともすれば実用性重視になりがちです。
しかし、そんな猫たちにも負けずにインテリアを楽しみ、かつ猫も喜ぶことを目指しているのが、今回ご紹介する【猫がよろこぶインテリア】です。
こんな方におすすめ
  • 猫対策をしたら、インテリアがどことなく野暮ったくなってしまった
  • 猫の習性も受け入れながらできるオシャレなインテリアを目指したい
  • より人も猫も幸せになれる暮らしを知りたい

目次

猫がよろこぶインテリア(タツミムック)

猫4匹と生活しているフォトスタイリスト

著者はフォトスタイリストとして活躍している、ヤノミサエさん。

「猫がよろこぶインテリア」を目指し、日々の研究と実践で得られたアイディアをブログなどで発信されています。

豊富な写真と実践を通して得られたアイディア満載

【猫がよろこぶインテリア】は、日々の暮らしで試行錯誤して得られたアイディアが満載です。

ライフスタイルはそれぞれ違うので、全部取り入れるのは難しいとは思いますが、「あ、これならウチにも合いそう!」というアイディアがきっとあるはず。

暮らしのアイディアとして、
 ●イタズラ防止のアイデア
 ●ごはんの時間のアイデア
 ●すっきりお掃除のアイデア
 ●手づくり猫アイテムのアイデア
の項目に分かれ、それぞれたくさんアイディアが紹介されています。
痒い所に手が届くような、さりげないヒントばかりで、読んでいて「ふむふむ」と感心しきり。
ズボラな私でも取り組んでみたいような、簡単にできるアイディアばかりなので、すぐにでも取り入れたくなってしまいます。
特に、手づくり猫アイテムは、作る工程はとてもシンプルなのに、とてもオシャレ!
しかも、材料は100円ショップやお古で手に入るものばかりなので、お財布にも優しい仕様となっており、嬉しい限りです。
特に私が試してみたいのは、「おしゃれな柄の米袋をおもちゃ」にするアイディア。
紙袋の入っていこうとする猫の後ろ姿の写真が何とも可愛いこと!
うちのコを想像するだけで、ニヤニヤしてしまいそうです。
米袋を買ってきて、口を折り返すだけという手軽さなので、すぐにでもできますね。
教わればとても簡単なことですが、なかなか思いつかないようなアイディアに、ヤノさんの発想力の豊かさを感じます。

ヤノミサエ流 猫と心地よく暮らす10の法則

ペットとの暮らしは楽しいものですが、どちらか一方が我慢するような生活は健康的とはいえません。
猫ものびのび、人も生活を楽しめるような住まい、インテリアが理想的ですよね。
そのような生活を目指すためにヤノさんが提唱するのが、「猫と心地よく暮らす10の法則」です。

法則1 すっきり見えるがいちばん大事
法則2 ストックを持ちすぎない
法則3 敷物を減らして掃除をラクにする
法則4 キレイの優先順位を決める
法則5 落とされる場所に物を置かない
法則6 ダンボール・空き箱は厳選してほかは捨てる
法則7 猫の動線をつくる
法則8 人間と共通で使えるものを選ぶ
法則9 景色の見える場所をつくる
法則10 猫に強い素材を選ぶ

猫がよろこぶインテリア

もともとすきっりとした、シンプルな生活空間がお好みだというヤノさん。

ついつい「猫のために」とモノを増やしてしまいがちなところを、この法則を心がけることで気持ちの良い暮らしを手に入れていらっしゃいます。

獣医師的に大事だと思う法則は、『法則7 猫の動線をつくる』です。

室内飼いの猫は運動が不足がちですが、運動不足による猫の肥満は糖尿病などの健康問題にもつながるので、猫が上下に上り下りできるような動線を上手につくることで、ぜひ自然と体を使えるようにしたいですね。

個人的に面白いなと感じたのは、『法則8 人間と共通で使えるものを選ぶ』。

ヤノさんは、大きめの2wayカゴを鉢カバーにしたり、クッションを入れた猫のベッドにしたりしているようです。

ただのカゴのままだと猫のお気に召さないかもしれませんが、クッションを入れてあげるというちょっとした愛があることで、猫にとっても使いやすいグッズになるのですね。

専門家&ほかのお家のアイディア

ヤノさんのお宅だけでも十分お値打ちなアイディアばかりなのですが、さらにお得なことに専門家とほかの猫飼いさんのお宅へのインタビューにもかなりのページが割かれています。

家庭動物住環境研究家で一級建築士の金巻とも子先生は、キャットステップ、キャットウォークを家に取り入れるときのポイントを教えてくださっています。
また、登場する5組の猫飼いさんは、家族・ペットの構成、住環境はバラバラなのですが、皆さんそれぞれにご自分の生活スタイルに合った工夫をされていて、なおかつとても素敵!
工夫に感心するのはもちろんですが、どのお宅も猫のことを大変可愛がっている様子が伝わり、見ているだけほのぼのとした気分になれます。

まとめ

いかがだったでしょうか?
猫の習性も受け入れながら、我慢することなくインテリアを楽しむためのヒントがたくさん詰まっていますので、お悩みの方は是非一度手に取ってご覧ください。


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