ダチョウ博士が贈るユーモアあふれる本【ダチョウはアホだが役に立つ】

ルーニー
今回は【ダチョウはアホだが役に立つ】を紹介するよ


ポポ
ストレートなタイトルね!

ダチョウは好きですか?

そう聞かれて、「YES!」と即答できる人はどれだけいるでしょうか。

 

「ダチョウって、あの一番大きい鳥のダチョウ?」

「好きかどうか聞かれても、よく見たこともないし…」

 

そんな方が大半なのではないでしょうか。

 

今回ご紹介する本、【ダチョウはアホだが役に立つ】はそんなあなたでもダチョウについてもっと知りたくなり、そしてダチョウにまつわる商品を思わず検索したくなってしまうようなすごい力を持った本です。

 

早速どんな内容か、見ていきましょう!

こんな方におすすめ
  • ダチョウの生態を学びたい
  • ダチョウの恐るべきパワーに興味がある
  • ダチョウの研究に関心がある

目次

ダチョウはアホだが役に立つ(幻冬舎)

著者は塚本康浩さんです。

獣医師、博士(獣医学)であり、2020年には京都府立大学の学長にも就任されたすごいお方です。

 

私はテレビをほぼ見ないので残念ながら拝見したことはないのです、新型コロナの関係でテレビにもたびたび登場されていたようなので、もしかしたら見たことある方も多いかもしれませんね。

ダチョウ博士のユーモアあふれる本

【ダチョウはアホだが役に立つ】は、直球なタイトルとかわいいイラストが印象的な本です。

こんなインパクトのあるタイトルをつけるとはどんな内容なのかと本を開くと、つかみから可笑しすぎます。

文書はバリバリの関西弁。

先生の軽妙な語り口にのせられて、ページを繰る手が止まりません。

まるで塚本先生の講演会を聞いているような錯覚をしてしまうほど、スイスイと楽しく話が進んでいきます。

ダチョウの生態から将来のビジョンまでわかる

【ダチョウはアホだが役に立つ】は、5章から構成されています。

内容は以下のとおりです。

第1章  ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ

第2章 ダチョウ研究23年、その悲喜こもごも

第3章 ダチョウ抗体が秘める無限の可能性

第4章 鳥少年がダチョウ博士になるまで

第5章 新型コロナウイルスに立ち向かうダチョウパワー

ダチョウはアホだが役に立つ
【ダチョウはアホだが役に立つ】を読んで「研究者とはかくもあるべきか」、「自分は研究は絶対ムリ!」と強く確信いたしました。
私も獣医師ですし、大学にいた時には卒業論文のために研究も一応した身ですが、塚本先生のようには到底なれません。
ネタばれになってしまうの詳細は控えますが、読んでいて「ここまでする!?」というエピソードがちょいちょいと出てきます。
「面白そうだなぁ」という気持ちもありつつ、でも現実的には「いくら研究のためとはいえ、私にはムリだわ~」というところです。
研究に人生を捧げる情熱、根性、勇気、冒険心、体力。
まるでどこかの勇者のようですが、それくらいの気概がないと研究というのは厳しいのですね。
そんなダチョウ狂の塚本先生ですが、商売もお上手。
ダチョウ研究の成果をどんどん商業ベースにのせて行っているのは、お見事です。
【ダチョウはアホだが役に立つ】のなかで、ダチョウ抗体を使った商品がいくつか紹介されているのですが、先生の巧みなトークによりついつい欲しくなってしまい、思わずネット検索してしまいました。
やはりこのご時勢、メディアに取り上げられていることもあり、ダチョウパワーに期待している方も多いようで、結構盛況しているようです。
一小市民の私にはすぐに購入するのをためらうお値段でしたが、懐が許す方はぜひぜひお試しいただきたいと思います。

まとめ

【ダチョウはアホだが役に立つ】、いかがだったでしょうか?

【ダチョウはアホだが役に立つ】は、知られざるダチョウワールドを垣間見ることができる本です。

ざっくばらんに書かれていますので、大人はもちろん、中学生くらいのお子さんから楽しく読んでいただけると思います。

ご興味のある方はぜひご覧ください。


おすすめのコラム