パル
今回は【】を紹介するよ
リンク
ポポ
ペットとの生活はプラスレスよ♪
そろそろ子育ても仕事も落ち着いてきたし、ペットでも迎えようかな?
このようにお考えの50代、60代の方、準備は大丈夫でしょうか?
ペットを飼うにはいつでも責任が伴い、準備が必要ですが、年齢を重ねてから迎えるときにはより一層の備えが必要となります。
今回ご紹介する【】は、50代以降にペットを迎えるための知識や準備、万が一の時のための対策について書かれた本です。
では、どのような本か早速見ていきましょう!
こんな方におすすめ
- 高齢になってからペットをはじめて飼う人
- シニア期でもペットとの生活を諦めたくない人
- ペット信託について知りたい人
目次
(同文舘出版)
著者はどんな人?
著者は、藤野 善孝さん。
認定NPO法人ピーサポネットの代表を務めておられます。
生命保険会社に勤務していたときに「いぬ・ねこの殺処分問題」を知り、その問題を抜本から解決すべくNPO法人設立をされたそうです。
ポイント① 飼育を勧めるだけではない
50代、60代になって、子供も手を離れ、仕事の引退も視野に入ってくる頃になると、「そろそろペットでも」と考えるご家庭は少なくありません。
シニア期を迎えるにあたって、新たな家族を迎えることは、人生に彩りを与えてくれることでしょう。
私も長年、動物と暮らしています。
ペットとの生活は大変なこともたくさんありますが、かけがえのない喜びをもたらしてくれます。
私もペットとの生活から得られる喜び、楽しさ、幸福を多くの人に経験してほしいと考えています。
ペットと暮らすことで、ヒトはたくさんの恩恵を受けることができます。
生活にハリが出て、精神面だけではなく、体にもいい影響がでることが知られています。
このことだけを聞くと、「よし、早速ペットを飼ってみよう」となるかもしれません。
ですが、ペットを飼うには、「責任」と「覚悟」が必要です。
一時の感情と甘い見込みだけで突っ走ってしまうと、「思っていたのと違った」という事態も起こりかねません。
そのような場合に、その代償を負うのはペットなのです。
このようなことは、未然に防がなければなりません。
【】は、基本的に高齢になってもペットと暮らすことを推奨している本です。
しかし、闇雲に勧めているわけではありません。
ペットを迎える準備を万全におこない、そのうえで迎えようという提案なのです。
ペットと暮らしたことのない読者の方は、「ここまでは自分はペットのためにできない」と感じるかもしれません。
人によっては厳しいと感じる内容のコラムもあります。
しかし、私は全体を通して読んで、筆者の誠実な想いを感じました。
飼い主もペットも幸せでいて欲しい。
そのために、時には厳しいことも書いておられるのだと思います。
ポイント② ペットを迎えるまで準備の詳しい解説
ペットを迎えるために準備の説明に、本の約2/3がさかれています。
これまでペットと暮らしたことがある方ならば特段目新しい内容ではないのですが、初めてペットを迎えようと考えている人にとっては大変重要です。
しっかりと読んでいただきたいですね。
出版は2024年9月なのですが、本の中で取り上げられているデータは最新のものを扱っています。
特に2024年年明けに起こった飛行機衝突事故についても書かれているのには驚きました。
ポイント③ 「もしも」のときへの対策
この本の最大の特徴は、「もしも」のときの備えについて解説が詳しいことです。
50代、60代からペットを飼いはじめるときの最大の問題となるのは、万が一ペットを飼えないような事態にどう備えるかということです。
これまで、「もしも」の場合にペットの命を守るための備えは世間的なニーズはあるものの、金銭的なハードルが高く、一部のお金がある家庭だけにしか実現できない状況です。
しかし、筆者の藤野さんが理事長を務める認定NPO法人ピーサポネットが立ち上げたサービスは、このような状況に一筋の希望をもたらしました。
万が一、自分に何かがあった場合、ペットの終の棲家とその資金を確保するための策として、飼い主の生命保険を活用した信託契約を結ぶというものです。
ペット信託に興味があり勉強をしたこともあるのですが、少なくとも私はこれまで聞いたことがない、画期的なサービスです。
生命保険ならば多くの人が利用していますし、別途ペットのために多額の資金を用意する必要はありません。
この案は、藤野さんが生命保険会社で働いていた経験があるからこそ生み出せたといえるでしょう。
このようなサービスが広がることにより、ペットと暮らしたいと希望する人がその夢を諦めなくてもよい時代が来るかもしれませんね。
この本を読むことにより、どのようなものなのか、サービスを利用した方の声を知ることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
【】は、より高齢化が進む日本において、ペットを諦めず、最期まで責任を持ってともに暮らすための知識が詰まった本です。
シニアの入り口になってペットを初めて飼おうと思っている方はもちろん、これまでペットと暮らしてきたベテランの方にも参考になることがたくさんあると思います。
ご一読をおすすめいたします。
リンク