ルーニー
お笑い芸人のサンシャイン池崎さんの本【空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編】を紹介するよ
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ポポ
タイトルからして楽しそうね♪
保護猫という言葉が市民権を得られ、社会全体に知られるようになってきました。
そして、「我が家も保護猫を迎えてみようかな」と考える方も増えてきているようです。
そこで浮かぶのが
「どうやって保護猫を迎えたらいいのかな?」
「どんな風に暮らしたらいい?」
という疑問。
という疑問。
そんな疑問の参考になるのが、今回ご紹介するサンシャイン池崎さんの本【空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編】です。
難しいことは何もない、ただただ癒される一冊です。
こんな方におすすめ
- 保護猫との暮らしに興味がある
- 保護猫活動に興味がある
- 猫との暮らしあるあるを楽しみたい
空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編(宝島社)
表紙から滲み出てくる猫と暮らす幸せ感。
中を開けば、さらに怒涛のようにあふれ出す猫への愛情と小ネタ。
猫を迎えるまでの準備から、猫を迎えてからのトラブルや試行錯誤、悩みが赤裸々につづられています。
猫と暮らしている人ならうなずくしかない猫あるある話は、思わず笑いがこみあげてしまいます。
著者はお笑い芸人のサンシャイン池崎さん
子どもに人気の芸人さんです。
さすが芸人さんの本というだけあって、本の裏表紙に記載されている経歴説明にも小ネタが仕込まれています。
飼い主
サンシャイン池崎(さんしゃいん いけざき)
1981年、鹿児島県鹿屋市生まれ。お笑い芸人。
ワタナベエンターテインメント所属。2007年デビュー。
2018年に保護猫2匹を引き取り、里親に。
Twitterで愛猫への愛を叫ぶツンデレな❝裏アカウント❞も話題となり、フォロワー数は40万人を超えた。
テレビ東京系『おはスタ』、NHKラジオ第2『基礎英語0』にレギュラー出演するほか、さまざまなバラエティ番組でも活躍中。
空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編
保護猫団体から猫を迎えるって、どういう感じ?
タイトルからもわかる通り、サンシャイン池崎さんは保護猫を譲り受けて暮らしています。
本の前半に描かれるのは、猫を迎え入れようと決意してからトライアル期間を経て正式譲渡になるまでの様子。
保護猫の里親になるにはいくつか条件があり、それをクリアしてはじめて譲り受けることができます。
サンシャイン池崎さんの場合はNPO法人『猫の森』という保護猫団体から猫を譲り受けています。
その時の「応募資格」の一部はご覧のとおりです。
・家族全員が猫の飼育に同意していること
・賃貸物件や集合住宅の場合、「ペット飼育可」と記載された賃貸契約書または管理規約の写し(コピー)を提出すること
・単身者および60歳以上の方は後継人を立てること
・猫の健康状態に留意して必要な医療を受けさせ、猫の習性を理解し適切な飼育をおこなうこと
・猫が20歳近く生きる動物であることを理解し、終生飼育すると約束できること
・写真付き身分証明書(運転免許証、パスポートなど)の写し(コピー)を提出すること
空前絶後の保護猫ライフ!池崎の家編
我が家の猫たちも保護猫なのですが、愛護団体経由での譲渡ではないので読んでいて勉強になりました。
「こんなことまで要求されるの?」と思われる方もいると思いますが、命を迎えるということは責任を伴う行動。
安易な考えで猫を飼いはじめる人を増やさないためには、これくらいの条件は必要なのかもしれません。
本の中では、NPO法人『猫の森』による保護猫についてのコラムも4つ掲載されています。
保護猫を迎え入れるということ、保護猫活動について詳しく知ることができます。
猫との生活あるある
猫と暮らす中での日々のアレコレ。
抜け毛、爪切り、魅惑のチュール。
たくさんの写真、コメントとともに描かれる2匹の猫「風神」、「雷神」とサンシャイン池崎さんの日常はほのぼのとしていて読みながらつい笑みがこぼれます。
中でも気になったのが、「ハイパートイレ」。
このトイレは、猫が用を足すとセンサーが働き、数分後に作動をはじめる仕組み。
ドーム型になった内部がゆっくりと回転しながら、おしっこで固まった砂やうんちなどの固形物だけを大きく開いた穴に落としていく。
それをあらかじめセットしておいたビニール袋ごと取り出せばトイレ掃除完了!
とってもラクチンで超絶ハイパーなトイレなのだ。
空前絶後の保護猫ライフ!
写真が載っているのですが、なんとも立派な姿はこれまでの猫トイレの概念を覆します。
排泄物は健康のバロメーター。
獣医師的にはトイレ掃除のときのおしっこやうんちの観察は大切だと考えています。
しかし、猫はきれいなトイレを好む生き物。
家を留守にする時間が長く、こめまにトイレ掃除ができない家庭にはハイパートイレは便利でしょうね。
まとめ
保護猫については少し重たい話になりがちです。
しかし、サンシャイン池崎さんの人柄と文章テクニックにかかると、この仕上がり。
保護猫を迎えるまでの段取り、心構え、そして何よりも楽しい生活についてさらっと楽しく読めて、しかも何となく学べます。
保護猫について関心がある方にとっかかりとしておすすめです。
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