ヒトもペットも災害から生き残るために一読したい!「 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」

 

近ごろ、いろんなところで災害があって心配・・・

災害はひと事ではないから、備えをしないとね

 

近年、「数十年に一度」と呼ばれるような規模の災害が、日本の各地で毎年起こっています。

自分たちが住む街や地域もいつそのような事態になるかは、誰にもわかりません。

さらに、ペットと暮らす私たちは、ヒトのことだけではなく、動物のことも責任をもって災害から守らなくてはなりません。

 

阪神大震災や東日本大震災のような痛ましい災害を経て、ペットの防災の必要性が広く知られるようになってきました。

しかし、必要性は理解していても、いざ準備となるとどこから手をつけてよいのかわからない方も多いことと思います。

 

そのような方に役に立つ、「災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」を今回ご紹介いたします。

 

災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>

目次

なんといっても、無料!

ペットの防災は気になる。

でも、お金を出して本を買うのはちょっと…。

 

このような方に目を通していただきたいのが、このガイドライン。

環境省が作成したものなので、無料で読むことができます。

ルーニー
タダはありがたいな

しかも、スマホやパソコンがあればいつでも読めるので、とても便利。

ちょっとしたスキマ時間に防災のお勉強ができちゃいます。

 

パンフレットを実際手にとって読んでみたいという場合は、最寄りの動物愛護指導センターで取り扱っていることもあるので、問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

コンパクトながら充実の内容

行政が作ったものだし、無料だからたいしたことないでしょ?

と思った、そこのあなた。

ノン!ノン!

全27ページの冊子には、災害対策に必要な情報が盛りだくさん。

無料だからと侮ってはいけません。

 

災害がおこっていない平常時にしておきたい準備や対策から、いざ災害が起こったときにとるべき行動までがコンパクトに説明されていて、実に便利な冊子なのです。

 

「災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>」は大きく分けて、2部構成です。

 

前半は、日ごろから備えをしていたAさん、備えをしていなかったBさんが、災害が起こったときにそれぞれどのような経過をたどるかを解説しています。

 

はじめに........................ 1
これまでの主な災害........................ 2
被害........................3
被災........................ 4
飼い主のみなさまへ........................ 5
同行避難のフロー図........................ 6

災害が起こったら・・・~あなたはAさん?Bさん?~

日頃の備え ペットのしつけと健康管理........................8
住まいや飼養場所の防災対策と備蓄........................9
発災当日 発災........................10
ペットとの同行避難........................11
発災当日~5日目 避難所での受入れ........................12
避難生活........................13
発災1週間目以降 避難生活........................14
まとめ........................15

人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>

 

P.6~7には、「同行避難のフロー図」が掲載されています。

このフロー図は、市販の防災関連の本でもあちらこちらに掲載されている定番の図。

災害が発生した際に、飼い主とペットのおかれた状況によりどういう行動をしたらよいかを矢印式でたどっていけるようになっています。

平常時からこの図を確認することで、万が一にはどのような行動をしたらよいか心づもりができます。

 

 

後半は、実際にどのような備えをしたらよいのかが、具体的に示されています。

犬と猫では生態が異なるので必要な備えも微妙に違うのですが、犬の場合と猫の場合のそれぞれがきちんと書かれているのでありがたいです。

 

一般飼い主向け 人とペットの災害対策ガイドライン

平常時に飼い主が行うべき対策
1 住まいや飼養場所の防災対策........................16
2 ペットのしつけと健康管理
........................17
3 ペットが行方不明にならないための対策
........................18
4 ペット用の避難用品や備蓄品の確保
........................19
5 情報収集と避難訓練
........................20
6 家族や地域住民との連携
........................21
7 ペットの一時預け先の確保
........................21

災害発生時に飼い主が行うべき行動
1 ペットとの同行避難
........................22
2 避難中のペットの飼養環境の確保
........................22

最後に........................23

人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>

備えるべき項目それぞれに、チェックボックスがついています。

備えをしたらチェックを入れておけば、自分が備えをしたかどうかも一目瞭然ですね。

サラッと箇条書きになっていますが大切なことばかりなので、飛ばさずにじっくりと読んでいただきたいです。

いつ読むの!?

明日、いや今この瞬間に災害が起こっても災害大国の日本ではなにも不思議はありません。

思いもよらない災害が突然起こったときには、ヒトはパニックになりやすいものです。

そのような事態でも、このようなわかりやすい指針があれば、冷静さを取り戻して行動する助けになるのではないでしょうか。

 

いつかやろうは、きっとやりません。

このページを見ていただいたのも、きっと何かのご縁です。

ペットと自分の安全を守るために、ぜひ今ご一読ください!

 

キャシー
いつ読むの?

パル
今でしょ!

災害、あなたとペットは大丈夫? 人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>

おすすめのコラム