ペットがいても楽しめる植物の飾り『ボタニカルリース』にチャレンジしてみた

あなたが来てから
お花が飾れなくて寂しいのよね

 

ポポ

だって、お花っておいしそうじゃない?

ついつい口に入れたくなっちゃうのよね・・・

なくても困らないけれど、あると生活に彩りや季節感を与えてくれるのが切り花。
ほんの少しでも家のなかにあるとほっと心が安らぐ気がします。
しかし、そんな切り花も猫にとっては格好のおもちゃ。
遊んでいるうちに花瓶を倒して水びだしにしたり、花を食べようとしたりと油断も隙もありません。
我が家ではポポがうちに来てから、切り花を飾ることはほとんどできなくなってしまいました。
しかし、それではどこか寂しい。季節を感じるものがどこかに欲しい。
どうやったら猫と植物を共存させることができるのかと悩んでいるうちに閃いたのが、必殺の『吊り下げ』。
「そうだ、花の飾りも吊るせばいいのだ」と自分の発想に浮かれていたところに、目に留まったのがボタニカルリース作りの本です。


お花屋さんに並ぶような鮮やかなお花もいいけれど、私の好みはどちらかというと、季節の移ろいを感じられるような野趣あふれる野のお花。
表紙に並ぶリースたちは、まさに私の好みにぴったりで神の思し召しとしか思えません。
思いついたらとにかくやってみなければ気が済まない性分がムクムクと頭をもたげ、本を片手にさっそくチャレンジです。
庭を徘徊してみると、木に絡まったヘクソカズラを発見。
ヘクソカズラは臭いがきつく、残念な名前がついていますが、夏に咲く小さな白い花は中心部分が赤紫で可愛らしく、秋に黄金になる小さな実も風情があって、私の好きな野の花の一つです。
本によると、実が緑色のうちに収穫すると、ドライにしたときに実が黒くなってしまうので、実が熟してシャンパンゴールドになってから採取するのがおすすめとしっかり説明されているのですが、やってみたい衝動は抑えられません。
先生の教えに背き、容赦なく刈り取ります。
最初から教えを守らない悪い生徒です。
家の中に持ち帰って、こたつテーブルの上に広げていると早速ポポが狙ってきました。
これだからおちおちお花も飾れません。
ポポを追い払いながら、いよいよリース作りを開始です。
とは言っても、蔓に実が付いているヘクソカズラは余分な葉を取り除いてから、無造作にぐるぐると巻いていくだけ。
土台に花や実を接着するという作業もないので、ラクラクです。
10分もしないで完成です。
猫に食べられないうちに、高い壁の部分に飾ってみました。
本に載っているものとは雲泥の差ですが、壁に陰影ができて、なんとなくオシャレな気がしないでもない。
完全に自己満足の世界ですね。
出来の良しあしは別として、ペットがいても植物を楽しむ暮らしに新たな道が開けた気がします。
ボタニカルリース作り、これから趣味の一つになりそうです。
ブックレビューもあります。よろしければご覧ください。
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