猫ブームの昨今、猫が登場するマンガはたくさんありますが、中でも群を抜いてインパクトあるのが、今回ご紹介する【俺、つしま】。
シュールなのに、ほっこり。時に泣ける。
猫愛あふれる、つしまワールドを一緒に楽しんでみませんか。
- 猫が出てくる漫画が好き
- 猫あるあるを楽しみたい
- 猫にほっこり癒されたい
目次
俺、つしま(小学館)
ユニットで活躍
【俺、つしま】の著者は、「おぷうのきょうだい」さんです。
「変わったペンネームだなぁ」と思って調べたところ、兄と妹のきょうだいユニットとのこと。
お兄さんが作画、妹さんが文章とストーリーをそれぞれ担当しているそうです。
リアルな作画にリアルなストーリー
【俺、つしま】の特徴は、何といってもリアルかつ繊細なタッチの絵。
デフォルメされた可愛らしい猫の漫画はたくさんありますが、これほど緻密に猫が描かれた漫画はあまり類を見ません。
しかも、フルカラー!
作画担当のおぷう兄さんによると、ボールペンと水彩色鉛筆を主に使って描かれているとのことですが、つしまをはじめとした猫達の柔らかそうなボディと毛並みの再現は本当に見事としか言いようがありません。
「猫の絵には『おじいちゃん』の絵の50倍ぐらいの時間がかかる」と、インタビューで以前お話しされていましたが、なるほど納得です。
そのリアルな絵と相まって素晴らしいのが、ストーリー展開です。
どこの家庭でも起こっているはずの猫の日常あるあるなのですが、これが絵のインパクトとセリフの巧みさで、読んでいてニヤリと笑いが止まらない。
リアルとファンタジーのバランスが絶妙です。
猫への愛があってよく観察しているからこそ、猫のリアルな暮らしを面白おかしく描けるのでしょうね。
特に、獣医師とつしまのエピソードは他人ごとに思えず…。
世の中の猫さんの気持ちをつしまは代弁しているに違いありません。
面白おかしいだけかと思えば、不意打ちのように切ない話を織り込んでくるのが、【俺、つしま】。
動物と暮らしていると避けては通れない、命にまつわるテーマも登場します。
しんみりと切なくも、どこか優しい気持ちになれるエピソードは、【俺、つしま】に深みを与えています。
これには参りました。
涙腺弱い方は外で読むと恥ずかしいことになりますので、どうぞご注意ください。
つしま、アニメになる
なんと、2021年夏、つしまがアニメになって登場するそうです。
YouTubeで宣伝を見ましたが、声も激シブ!!
なんと、つしまを担当されるのは大塚明夫さん。
アニメ「ブラック・ジャック」で主人公のブラック・ジャックをされているいた声優界の大御所です。
おじいちゃんは田中真弓さんがご担当されます。
こちらも、アニメ「ワンピース」の主人公ルフィや「天空の城ラピュタ」のパズーの声優さんですから、知らない人はいないですよね。
なんと豪華な声優さんたちでしょうか!!これには私、大興奮であります。
まとめ
猫漫画界の異端児、【俺、つしま】。
笑いあり、涙あり、ほんのりと切ないオトナのための猫漫画です。
【俺、つしま】は全3巻が発売されていますので、ご興味がある方はお手に取ってみてはいかがでしょうか。
読めば読むほど味わい深く、ハマってしまうこと請け合いです。