何十年かに一度という災害が毎年日本の各地で起こっています。
地震や台風などだけではなく、局地的な大雨、冬の降雪など今まででは考えられなかったような災害も各地で相次いでいます。
そのようななか、ペットの被害も報道されるようになり、ペットの防災という意識も少しずつ広まってきているのは喜ばしいことです。
きっと避難所に行くときためのフードやお薬などのグッズは準備していらっしゃる人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざとなるとやはり実践となると難しいもの。
「机上の空論」という言葉がありますが、やはり何事も体験してみないと「想像していたのとは違う」という状況になりがちです。
そこでペットの防災をより実践的にするためにおすすめしたいのが「防災さんぽ」です。
「防災さんぽ」って何?
テレビコマーシャルで「防災さんぽ」言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょう。
簡単に言えば、「防災を意識しながらお散歩をする」というものですが、日ごろから実践されている方は少ないと思います。
犬と暮らしていると毎日散歩に行くと思いますが、意識をしていないと防災目線でというのはなかなか難しいものです。
具体的な方法は?
では具体的に防災散歩というのは何をしたらいいのか見ていきましょう。
「防災さんぽ」に規定があるわけではありませんが、このようなものを試してみてはいかがでしょうか。
近所の危険な箇所を探し探してみる
私たちが日ごろ何気なく過ごしている街角にも、実は危険が潜んでいます。
例えば、このようなものがあります。
・水が溜まりやすい場所
・老朽化した建物
日ごろから見慣れている馴染みの景色のなかでは、「防災」という意識を持たないと気がつかない危険がたくさんあります。
天候により危険性が変わるという場所もあるので、晴れの日だけではなく、雨の日もチェックするといいですね。
また、昼間と夜間でも異なる場合があります。
お散歩をするときの条件を変えながら、状況や注意ポイントを確認したいですね。
避難所まで歩いてみる
ご自宅がある地域の避難所はご存じですか。
学校や公民館などの公共施設が避難所となっているケースが多いですが、もしわからない場合は自治体のホームページなどで確認をしましょう。
避難所の場所を把握したら、実際に歩くことが大事!
人間だけで歩くときと、ペットを連れての移動では適切なルートが異なることも。
地図上では最短ルートであっても、途中に階段や急な坂があれば、老犬と歩くにはきつかったり、雨がひどいときには滑って危険などということもありえます。
「うちのコを連れてここを通るのは大丈夫かな?」と想像力を豊かに、あちこちを確認しながら歩くことが大切ですね。
また、避難所までのルートはいくつか調べ、それぞれ確かめておきたいですね。
ほかにもこんな「防災さんぽ」があります
被災時には、私たちが当たり前に利用しているものが使えなくなったり、手に入らなくなったりする可能性があります。
そのような事態に備えるためにも、街中にある「いざというときに頼りになる施設・設備」を知っておくのはいいですね。
例えば、
・自動販売機
・公衆電話
まとめ
我が家も猫が2匹いるので、どうやって避難所まで実際に歩くかというのは悩んでいて、「防災さんぽ」に力を入れなくてはと思っています。
防災さんぽはお金もかからず、運動にもなり、街の魅力を発見できるというメリットもあります。
ひともペットも守るためにも、「防災さんぽ」にチャレンジしてみてはいかかでしょうか。