被災者のリアルな体験談が盛りだくさん!何度でも読み返したい防災の本【犬連れ災害対策マニュアル】

キャシー
今回は、【犬連れ災害対策マニュアル】を紹介します


 

 

 

 

パル
災害は、いつ、どこで起きるかわからないから、日ごろの備えが大切だよね

災害とともに生きるといっても過言ではない自然災害が多い国、日本。

災害時においては行政による助けである『公助』よりも、被災者自らやその周辺の人達同士の助け合いである『自助』、『共助』が大切とされています。

自分で身を守れないペットがいる家庭ならばなおさら。

ペットの安心・安全は飼い主自身が守るという意識を持ち、日ごろから備える必要があります。

しかし、漠然とその必要性はわかっているけれども、どこからどのように手を付けたらよくわかりませんよね。

 

そのような方におすすめなのが今回ご紹介する【犬連れ災害対策マニュアル】です。

こんな方におすすめ
  • 災害対策のための準備、しつけについて学びたい
  • 災害でどのようなことが想定されるか知りたい
  • 犬と一緒に被災した人のリアルな体験談を知りたい

いま災害が起きたら
あなたは愛犬を守れますか―?

犬連れ災害対策マニュアル
このようなドキッとする言葉からこの本は始まります。
それなりに準備はしているつもりだけれど、果たしてこれで万全といえるだろうか。
そう悩んでいる方もいることでしょう。

私達ペットと暮らす者に求められる防災対策とは何なのでしょうか?

防災対策に唯一の正解はないですが、その答えのヒントが【犬連れ災害対策マニュアル】にはたくさんあります。

被災者のリアルな体験談

【犬連れ災害対策マニュアル】の特徴は、被災体験者に詳しくインタビューを行い、ケーススタディとして紹介している点です。
「被災したら大変だろうな」
「被災したらどうなってしまうんだろう」
漠然とした不安というものは誰しも持ち合わせているものですが、本当の恐ろしさを知っているのは体験した方々です。
しかし、身近にそのような体験をした方がいなければ、話を詳しく聞く機会はあまりありません。
本誌では、地震、豪雨、豪雪、雷、台風、火山噴火、津波、原発事故において、愛犬とともに被災された方の体験談が16話収められています。
体験は個人のものですが、読者である私達はそこから学び、自分のこととして想像して役立てていくことができます。
どれも体験した人でなければ語れない生々しい話ばかり。
一般論を語られるよりも説得力があり、読みごたえたっぷりです。
ケーススタディの他にも、土砂災害、落雷、竜巻、豪雪、火山噴火、花火大会、感染症に対する専門家監修の災害対策まとめも掲載されいて、参考になります。

わかりやすい専門家の解説・説明

被災体験者のケーススタディに加え、専門家による詳しい説明も満載です。

●平常時の備え
●大震災シミュレーション
●豪雨・暴風(台風)シミュレーション
●避難生活シミュレーション
●愛犬のしつけ
●被災した愛犬のこころとカラダのケア
文章だけではなく、カラーイラストや写真もふんだんに盛り込まれ、読みやすい仕上がりになっています。
当たり前だと思い見落としがちなことにも触れられているので、気づかされることが多く、勉強になります。
特に大震災シミュレーションにおいては
①ペットと一緒に自宅で被災した場合、
②ペットと一緒に外出時に被災した場合、
③外出時に別々に被災した場合、
の3パターンがそれぞれ解説されています。
時系列で説明されているので、どのような流れで対応していけばよいかが理解しやすいです。
仕事などで犬を留守番させる機会の多い方は、『③外出時に別々に被災した場合』のページをスマホなどで写真をとっておくか、コピーを持ち歩くかすると安心できるのではないでしょうか。

特別付録『災害時愛犬連絡帳』

愛犬についての情報を記載できる薄い冊子『災害時愛犬連絡帳』が付録としてついています。

飼い主の情報、犬の情報、緊急連絡先、動物病院連絡先を記入できるようになっており、写真を張り付けるページもあります。

 

冊子の後半には応急処置マニュアルもあります。

普段から覚えておきたい犬の体の扱い方やいざという時のための心肺蘇生の方法、応急処置の仕方がカラー写真で解説され、わかりやすいです。

 

表紙の色も◎。

第三者が見たときに注目しやすい色合いに工夫してあり、災害対策のために考え抜かれたシンプルでありながら充実の内容です。

 

巻末には『災害時愛犬連絡帳』の使い方、記入法だけではなく、オリジナルでノートを制作するときのポイントも書かれています。

さらっと書かれていて読み過ごしそうになりますが、隅々まで目を通していただきたいです。

まとめ

今からでもすぐできる平常時の備え、愛犬のしつけ、いざという時のためのシミュレーションだけではなく、被災者のケーススタディがたくさん収められた充実の一冊です。

これまでのペットの防災本は獣医師や防災の専門家の話が中心で、被災者のリアルな体験談がこれほど多く盛り込まれたものは珍しいのではないでしょうか。

 

災害を他人事ではなく「自分事」として捉え、想像する、頭の中で体験する、そして備えるきっかけとして一度ならず何度でも読み返したい本です。


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