そのような家に憧れて、片づけ、掃除の本を読み漁り、実践するもなぜか家がキレイにならない。
- 片づけ、掃除を頑張っているのに成果が出ない
- 家事はとりあえず面倒で後回しにしている
- 張り切って片づけをしても、継続できない
目次
どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術 「たった1つの習慣」で人生が変わる( マガジンハウス)
著者は人気ブロガー
著者のダナ・K・ホワイト(Dana K. White)さんは、アメリカ・テキサス州に夫と子供3人と暮らしている、人気ブロガー。
「ずぼら」である自分を受け入れよ
【どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術】は、誰もが憧れるカリスマ主婦の片づけテクニックの本ではありません。
むしろ誰よりも片づけができなかった人であるダナ・K・ホワイトさんが悪戦苦闘の末に手に入れた、日々の心がけや習慣を伝授する、できない人によるできない人のための本です。
ですから、お鍋をピカピカに磨くためのテクニックとか、きれいな収納の仕方とかは一切登場しません。
細かいノウハウとかテクニックではなく、いかに、片づけ・掃除を日々の生活サイクルに組み入れ、習慣とするかがテーマになっています。
そのために一番重要なのは、まずは自分が「ずぼら」であるという現実を受け入れること。
恐らく、「ずぼら」と聞いていいイメージをする人は少ないことでしょう。
ずぼらという言葉から連想するのは、怠惰、だらしない、管理ができない、という感じでしょうか。
こんなマイナスイメージのものが、自分であるとはなかなか受け入れがたいですよね。
しかし、「自分はずぼらなのだ」という現実を受けいれ、そんな自分にあった方法で片づけ・掃除をしなければいけないのだということを認識するのがスタートなのです。
世の中に登場する片づけや掃除が完璧なステキな人たちは、脳の作りが違うのだと割り切ることが大切だとダナ・K・ホワイトさん。
ずぼらにはずぼらの道があるという訳ですね。
ありがちな片づけ・掃除をしない言い訳をノックアウト
「ずぼら=理想主義者」だとダナ・K・ホワイトさんは主張します。
斬新なアイディアが頭の中から次々と湧き出ては試してみたくなる。
効率や実用性が大好き。
どうせやるなら完璧に仕上げたい。
その妙な完璧主義思考が故に、片づけ・掃除をプロジェクトかのようにみなし、一大事になるまで放っておいてしまうというのです。
そして、その壮大なプロジェクトを片づけるためにヘトヘトに・・・の繰り返しという訳です。
このような片づけ・掃除をプロジェクト化してしまうずぼらさんにありがちな、「やらない言い訳」を潰していくのがホワイト流。
どれもダナ・K・ホワイトさんの経験に基づくものなので、説得力が違います。
まずは、「ただ食器のことだけ」考えて洗うことからが始まり、一歩、また一歩と進めていくのです。
私は漏れなくずぼら人間なのですが、この本を読んでいて、「わかるわ~」の連続。
全部で27Partあるのですが、Part毎の巻頭に登場する、幻想と現実のコメントは共感の念しかありません。
きっとずぼらだと認識している人、薄々気がついているけど認めたくはない人はどれも共感できる内容だと思います。
ライフスタイルによって、合う合わない点もたくさんあると思いますが、そこに至るまでのプロセスは参考になるのではないでしょうか。
本の中ではペットについては登場しませんが、例えば、ペットがいる家あるあるだとペットの毛が部屋の隅でコロコロボールになっているという状況を考えてみましょう。
掃除を一大プロジェクトとして見ている場合は、
・もっと大きな毛玉ボールが形成されるまで見て見ぬふりをする
・吸引力のある掃除機の購入を検討する
なんてことをしがち。
その誘惑に打ち勝ち、掃除を習慣にして
・今ある掃除機を使ってさっさと掃除する
・粘着ローラーでコロコロする
・ほうきでさっと掃く
とか、完璧でなくていいから、つべこべ言わずにやることが大切ということなんですよね。
まとめ
全米ベストセラーにもなった、アメリカ版の片づけ本【どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術】、ずぼらに心当たりのある方はいかがでしょうか。