今回ご紹介するのは、【お寺のどうぶつ図鑑】です
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子どものときにはサッパリ良さがわからなかった神社仏閣。
修学旅行で行った日光東照宮も、「こんなものか」という感想を抱いたことしか思い出せません。
それなのにどうしたことでしょう。
出先で雰囲気の良さそうな神社、お寺があるとついふらりと立ち寄ってしまう。
年を重ねるごとに、そのような所に足を運んでみたいと思っている自分がいるのです。
ただ建物や雰囲気を味わうのも乙なものですが、どうせならちょっと知識を仕入れてみたいと思い手に取ってみたのが、今回ご紹介する【お寺のどうぶつ図鑑】です。
こんな方におすすめ
- お寺の境内で見られる動物の秘密が知りたい
- 仏教と動物の関係・歴史を学びたい
- お寺の動物からご利益を得たい
お寺のどうぶつ図鑑( 二見書房 )
好評だった【神社のどうぶつ図鑑】の姉妹編
2018年に出版され好評だった【神社のどうぶつ図鑑】。
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その姉妹編として登場したのが、【お寺のどうぶつ図鑑】です。
お寺の中には動物像がたくさん
お寺で動物というとパッと思いつくのは、日光東照宮の眠り猫ぐらい。
ところが、この【お寺のどうぶつ図鑑】を見てびっくり。
たくさんの動物たちがお寺の中に隠れているというのです。
身近なネコ、イヌ、ネズミ、カメといった動物だけではなく、ムカデ、サバというような「お寺と何の関係があるのだろう」と思ってしまうような動物もいるそうです。
本の中では、
●陸の生き物
●水辺の生き物
●空の生き物
●霊的な生き物
が章ごとに紹介されています。
素人でも「へぇ~」の連続
神社仏閣、仏教、歴史に疎い私は、マニアックな難しい話になってしまうとどうもダメです。
でも、【お寺のどうぶつ図鑑】ならば大丈夫。
イラスト、写真とともに説明があるので、退屈せずに読み進めることができます。
読むほどに「へぇ~」の連続。
動物が古来より信仰の対象とされているというのは、なんとも興味深いことであります。
惜しいなと思ったのは、イラストや写真がカラーでないこと。
『実物を見てのお楽しみ』ということでしょうか。
個人的に惹かれたのは、東京都新宿区にある自性院というお寺の『猫地蔵のお札』。
何と、10年に一度の節分会のときにのみ頒布される限定品なのだとか!
愛嬌のある猫がたまらないです。
う~ん、是非とも欲しいなぁ。
お寺は庶民のテーマパーク
ちょっと大きなお寺に行くと、門前町があって、そこでちょっとした食べ物やお土産を買うのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
それは現代人だけではなく、特に江戸時代の人々の楽しみであったそう。
寺院の境内は、現代の動物園のように数多くの動物や想像上の霊獣の由来を知るための動物ランド。
そして寺院に続く門前町は、寺院ゆかりの動物をかたどった縁起菓子や名物を楽しむためのショッピング街。
江戸時代の人々も私たちと同じように、いやそれ以上に神社詣でを楽しんでいたと思うと、買い物一つでも壮大な歴史ロマンですね。
神社仏閣に行った際にはお参りをするだけで、あまり買い物は普段しないのですが、なんだか色々と買ってみたくなりました。
まとめ
【お寺のどうぶつ図鑑】は寺院と動物のかかわりについて、
これを読めば、今まで見過ごしていたような動物たちの姿に気づき、愛しく思えること間違いなし!
動物たちがいる寺院の名前・場所も紹介されているので、本を片手に静かに寺院巡りというのも良さそうですね。
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