ページに広告が含まれる場合があります

時代を超えて愛される日本の国宝・鳥獣戯画が初心者でもわかる!【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】

ルーニー
今回は【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】を紹介するよ


ポポ
鳥獣戯画って密かなブームなのよね

日本人ならば一度は目にしたことがある鳥獣戯画。

素朴で愛らしい動物の様子は、動物好きならばはまってしまうのではないでしょうか。

 

 

ウサギやカエルは、どのような会話をしているのか?

いったいこれは何をしているところなのか?

 

味わいのある線で描かれた動物たちは見る人の想像力をかきたてます。
鳥獣戯画は密かなブームとなっており、近年は解説本などが多数発行されています。
その中でも子供にでも理解できるような優しい言葉で書かれながらも、豆知識が多く、大人でも「なるほど」と新しいことが学べるのが今回ご紹介する【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】です。
こんな方におすすめ
  • 鳥獣戯画についてはじめて学んでみたい
  • 鳥獣戯画甲巻(ウサギやカエルが出てくる巻)をじっくり眺めたい
  • 絵巻物に興味がある

平安時代に描かれ、「日本最古の漫画」とも称される国宝、鳥獣戯画。

ウサギやカエルといった動物が相撲などをして遊ぶ絵は見ているだけでも面白いですが、現代の漫画のようなセリフや説明文はないため、理解するには専門的な知識も必要になってきます。

それを見事に解説しているのが【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】です。

特徴① やさしい解説

特徴は何といっても、解説がわかりやすいことです。

歴史にさほど興味がない私のような者にとっては、本格派な歴史解説書はやや重い。

知らない単語や意味が多く、難しいので内容が頭に入って来ないのです。

 

しかし、【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】は子供向けの本なので言葉が平易で、歴史解説書の初心者でも「なるほど!」と納得しながらスラスラ読むことができます。

注目ポイントや見方だけではなく、ちょっとしたクイズが挿まれていて考えさせられたりと、読んでいて飽きない工夫もされています。

 

絵巻の扱い方、読み方という基本の基であるはずなのに知らないこと、鳥獣戯画以外の絵巻物にも触れられており、にわかに教養の幅が広がった気にさせてくれます。

特徴② ウサギやカエルの魅力を余さず掲載

鳥獣戯画といえば、やはり思い浮かぶのはウサギとカエル、その他の動物たちが遊んだりする甲巻の絵でしょう。

甲巻は23枚の紙がつなぎ合わさってできた絵巻物なのですが、第1紙(1枚目)から第23紙(23枚目)の絵がすべて掲載されています。
ど~んと絵が本の両面に配列され、まるで絵巻物を見ているかのような気分になれます。
それぞれに解説や、ちょっとしたセリフが加えられたりしているので作品の理解が深まります。
残念だったのは、猫が部分がちょうど本の真ん中、「のど」といわれる部分に描かれていること。
登場動物の解説ページでははっきりとわかるようになっていますが、猫の貴重なシーンなので、これはショックでした…。

特徴③ 7つの不思議を謎解き

鳥獣戯画は謎の多い絵巻物で、そのミステリアスさが時代を経てもなお人の興味を引き付けます。

眺めれば眺めるほど湧いてくる疑問、興味にもしっかり答えてくれるのがさすが【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】。

 

不思議その1 何のためにかかれたの?
不思議その2 いつかかれたの?
不思議その3 だれがかいたの?
不思議その4 正しい順番は?
不思議その5 なぜ判子が押してあるの?
不思議その6 登場する動物はどうやって選ばれたの?
不思議その7 色がついていないのはどうして?

調べる学習図鑑 鳥獣戯画を読みとく

初心者が考え付きそうな疑問、質問はほとんど網羅されているのではないでしょうか。

とりあえずこれだけの謎を理解していれば、知ったかぶりができそうです。

まとめ

時代を超えて愛される日本の国宝、鳥獣戯画を歴史初心者でもわかるように解説した【調べる学習百科 鳥獣戯画を読みとく】。
興味がある方は一度、お手にとってはいかがでしょうか。


おすすめ記事