
美術館独特の雰囲気が好きです。
とはいうものの、トカイナカに住んでいるので、なかなか行く機会もないのです。
そんな中、COVID-19が流行する前のことですが、ものすごく久しぶりに絵画を鑑賞する時間を持てました。
十数年ぶりの海外旅行で行った先の台湾で開催されていた、その名も「猫・美術館」。
とても素晴らしかったのでご紹介します。
猫好きさんにはたまらない猫の芸術
人気画家シュー・ヤマモト(Shu Yamamoto)氏による企画展で、「猫・美術館」というネーミングからもわかるように、どこを見ても、猫、猫、猫という猫好きにはたまらない美術展。
シュー・ヤマモト氏は日本の方なのですが、カナダに移住し、現在ではアメリカにお住まいとのこと。2007年から古今東西の有名絵画の「猫バージョン」を描き始めそうです。
だれもが知っているあの有名絵画の人物を猫に置き換えて描かれているのですが、「元の絵画よりもシュー・ヤマモト氏の絵の方が好き!」というものがたくさんありました。
古代・中世期からルネッサンスやバロック、20世紀美術、アジア美術、西洋美術史など、ジャンルが異なる絵画も原画を越えたと感じるレベルで再現されており、お見事の一言に尽きます。
美術に詳しくなくても、人物が猫で描かれているので親しみやすく、猫好きにはたまらない美術展です。
おりしも、私が美術展に行ったときは平日だったので、館内は観客もまばら。たまにカップルがいましたが、ほぼ貸し切り状態でゆっくりと眺めることができて、しかも絵画を写真撮影することもできたので、館内を行ったり来たりと充実した時間を過ごすことができました。
お気に入りは、フェルメールの「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」をオマージュした作品。
昔、フェルメールの絵を実際に見たこともあるのですが、シュー・ヤマモト氏の猫の方が断然好きです。
国内各地で開催されてます
私はたまたま海外で拝見しましたが、日本国内でもCAT ART展が開催されることがあります。
もしお近くでシュー・ヤマモト氏のCAT ART展が開催されることがあれば、猫好きさんはぜひ足を運んでみてください。