
動物と暮らしていると、思わぬ身体能力の高さに驚くことがよくあります。
ただスゴイだけならば感心するだけで済むのですが、その能力が故に時には困ってしまうことも・・・。
その一つの例としてあるのが、ドアの取っ手に飛びつき、ドアを勝手に開けてしまうこと。
以前住んでいた家でのことですが、廊下とリビングを仕切るドアのノブがレバー式でした。
いつの間にか、おてんば娘のポポは華麗なるジャンピングでレバーをガッチャンとする技術を習得してしまい、せっかく暖房で温めた部屋の空気を廊下に駄々漏らしにするので悩んでいました。
我が家の場合は、ドアを開けてもただ寒いだけだったので問題を放置してしまったのですが、猫にとって好ましくないものや危険なものがある部屋や、猫に荒らされたくないものがあるような部屋の場合は対策をするのが好ましいですよね。
そんなとき、仕事でお邪魔したお宅のドアノブが対猫になっていて、とても関心したので、さっそく飼い主さんの許可をとって写真を撮らせていただきました。
改造前のドアノブです。
横向きのレバーハンドルは、ジャンプ好きな猫さんならば簡単に開けられます。
それをこうすると・・・
これならば、猫が飛びついてもちょっとやそっとでは開けることはできないようになりました。
飼い主さん曰く、カバーをドライバーを使って外し、レバーの向きを垂直に変えるだけの簡単な作業とのこと。
猫に入ってほしくない部屋のドアノブだけ向きを変えているそうです。
ついつい対策というとなにか対策グッズを買わなければとなりがちですが、これならば余計なものも買わずに済み、見た目もスッキリ!
このお宅の猫ちゃんはとってもお利口な黒猫さん。
飼い主さんが非常に可愛がっておられ、猫のためのグッズもしっかりとある一方で、インテリアもオシャレな素敵なおうちなのです。
猫の毛が一本も見当たらないくらい掃除も行き届いていて、同じ猫飼いとして感心しきりです。
このような愛情たっぷり、人にも猫にも優しい配慮がされたおうちで暮らせる猫さんはとても幸せですね。