我が家の食卓にちょいちょいと登場する魚肉ソーセージ。

ポテトサラダに入れたり、卵と炒めたり、小腹が空いたときにはそのまま食べたりと用途が多く、しかも常温で長い間保存できるので、家に置いておくと何かと便利な一品です。

 

先日、学校から帰ってきた子供がおやつとして魚肉ソーセージを食べようと、パントリー(というか台所の戸棚)から取り出し、ウキウキと外のビニール包装を開けたところ、なんとこんなことに…。

 

 

見るのもおぞましいほどに、魚肉ソーセージの色が変色しています。

薄黒いような、緑っぽいような、そのなかに白っぽい部分もあり、なんとも形容しがたい気持ち悪さです。

 

よく見ると、小さな穴が空いています。

恐らく、知らぬ間にパントリー大好き黒猫のポポ嬢がソーセージの袋ごと噛んだのでしょう。

包装が空いていないから大丈夫だろうと油断していました。

反省です。

 

「今後、魚肉ソーセージをどこにしまったらいいのだろう」と悩みながら、目をそむけたくなるような魚肉ソーセージはまるで動物の口のなかの危険性をよく表しているなぁとしみじみとしてしまいました。

 

犬や猫の口のなかには、いろいろな種類のたくさんの細菌が棲んでいます。

アメリカの口腔医学研究者によると、今のところ犬で約400種、猫で200種近くの細菌が特定されているそうです。

そのなかでも特に、ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌群、パスツレラ菌、カプノサイトファーガなどが有名でしょうか。

これらは食中毒や、咬まれたときに化膿する原因となり、場合によっては命を脅かすこともあります。

かわいいペットの口のなかにいる身近な存在ですが、決して油断してはいけない相手なのです。

 

犬や猫のかわいさあまりに、顔や手を舐めさせたり、キスや口移しで食べ物をあげる人もいますが、やはり動物は動物。

 

ペットとは衛生的な節度を持ったお付き合いをすることが大切だと、魚肉ソーセージからまた一つ学ばせてもらいました。

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